コラム『灸治療について』
2018.09.28
お灸と聞くと「熱い」「やけどする」などマイナスイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。しかし当院では、やけどの心配がなく、安全で気持ちの良い灸治療を受けていただくことができます。
お灸の方法
もぐさを直接皮膚上に乗せて着火させる「直接灸」と、もぐさと皮膚の間を空けて行う「間接灸」に大別されます。当院では、直接灸と間接灸を使用していますが、灸初心者の方には間接灸を使用していますので、安全に灸治療を受けていただけます。
お灸の紹介
当院では数種類のお灸を常備し、鍼治療に加えて患者さん1人1人に合った安全な灸治療を行っています。今回のコラムではその一部をご紹介します。
箱灸(はこきゅう)
木の箱に網が入っており、その網の上でもぐさを燃焼させます。主に背中・腰・お腹に使用し、広範囲を温めることができます。
温筒灸(おんとうきゅう)
もぐさが詰まった筒があり、筒の先にもぐさを押し上げ、そこに火を着けて温めます。押し上げることでもぐさと皮膚との間に間隔ができるので、間接灸になります。
灸頭鍼(きゅうとうしん)
ツボや患部に鍼を刺し、その上にもぐさを丸めたお灸をつけて点火する方法です。皮膚から少し離してお灸をしているので痕が残らず、鍼を介してツボや患部を局所的に、且つ輻射熱で全体的にも温めることも出来ます。
安心して治療を受けて頂くために
お灸は熱いと感じてしまいがちですが、当鍼灸院では安心・安全な鍼灸治療をコンセプトに掲げ、熱くない灸治療を行っています。灸治療に興味がある方は当院では体験会も行っておりますので気軽にお問い合わせください。
(文/上加世田裕也)